足踏みミシンの修理

愛知県の大羽ミシンです。

今回は結構以来の多い、足踏みミシンの修理についてです。

当店では、足踏みミシンの修理はお預かりしてお客様とどこまで直すかと予算を相談の上、進めていきます。

今回は、3万円くらいのご予算という事で、上軸は抜かず、下軸と針棒の分解までで修理をさて頂きました。

減少は固くて動かないという事でした。

まずはパーツの取り外し。

今回の原因はこちら

針棒クランクという部品の焼き付きです。

パーツのさび取りと清掃、磨きだしを行います。

 

その後、本体に組み付けて行きます。

本体も、綺麗になって、キチンと縫う事が出来ました。

昔のミシンは縫い目が綺麗なので、使いたいという方はいらっしゃいます。

お母様やお祖母様の形見として、お子さんや、お孫さんが使われたり、最近は息子さんが使うといった事もあります。

どうであれ、出来るだけ当時の部品で、面影を残したまま、綺麗に使っていただきたいので、手間はかかりますが、当社ではこのような形で修理をさせていただきます。

今時のミシンはほとんどがコンピューター制御で色々な事が出来るようになっています。

だいたいの方がミシンと言うと、この形を想像されますが、10代~30代の方は、足踏ミシンという物を知らない方も見えます。

当社の若手社員も足踏みミシンを初めて見た、という子がいます。

この様に、機械も新しくなるし、人の価値観も新しくなっていきます。

古いものを大切に使う事は、もちろん大事だし、素敵な事ですが、新しいミシンで新しい事をやったり、知識を得たりすることは

とてもエキサイティングな経験です。

当社は、古いものを手放しで素晴らしいという事もしませんし、新しい事を積極的に採り入れて発信はしていきますが無理強いもしません。

これからも、それぞれの考え方に寄り添ったサービスを心がけていきます。

オオバミシン http://www.mishinya.co.jp