愛知県の大羽ミシンです。
業務業刺繍での主な使い道に、学生衣料への名入れという事があります。
当店でも、この業態の方々に結構導入していただき、長年使っていただいています。
最近、操作タッチパネルが効かない、見えなくなったという症状で依頼を受けることがあります。
年数的には15年以上たっていたりするので、ほとんどの方が買替をされますが、使用者が高齢であったり、
名入れ自体が無くなってきたりしているため、何とか修理してほしいという依頼があります。
パーツもメーカー供給切れの為、本当は修理できないと言えばよいのですが、つい何とかして希望通りにしてあげたいなぁ、という気持ちがムクムクと起きてしまい、修理してしまいます。
(タッチしても反応しない、および画面が暗くて見えない)
何とかして、パーツを入手して交換修理。
LCDモジュールおよび液晶パネルを交換します。
画面も明るくなり、キチンとタッチする事が出来ます。
依頼のあったお客さまには大変喜ばれますが、メーカー的にはあまり面白くない事でしょうね。
地域の洋品店さんは跡継ぎのいないところがほとんど、地域によっては子供自体の数が少なくなり、もう自分が動けなくなったら閉店すると言った所も多くなり。
名入れなどもプライバシーや安全の観点や、学生服からブレザーに代わっていくところも多くなり、だんだんと無くなってきています。
それに付随する業者も、仕事がなくなっていくので、どんどん縮小していきます。
考えてみたら、自分が小さいときって学校の周りに、用品店さんがあって体操服はそこで購入したり、室内履きは近所の履き物屋さんで買ってもらったり、文房具屋さんがあって、そこで買い食いしたり、
日用品を売るお店で給食用の三角巾やエプロンを買ったりしてた記憶があります。
周りを見ると、全てのお店がなくなっています。
だんだん、そうやって色々なお店や物がなくなっていくんですね、そう思うと寂しい気もしますね。
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ICHIKAWAミシン事業部:愛知県岡崎市法性寺町上屋敷44 グランドフォレスタ104
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