当店では基本、業務用ミシンはと当店でお買い上げいただいた物のみを修理させて頂いております(ご紹介など)が、
今回は東京より持ち込んでいただくという男気にほだされ修理をお受けさせていただきました。
機種はブラザーのPR1000E。
購入店で診てもらったが、どうも調子が悪いという事で、神奈川県、静岡県を通り超えて当店を選んでくださいました。
最初は当店で販売した者ではないので、ごめんなさいという事になりかけましたが、持参していただけるとの事で、さすがに診せて頂くことに。
症状は、糸切れエラーが働いてほとんどの針番が使えないとの事、そして縫い音が高い、1500時間を過ぎており、必要な処置やパーツの交換もご依頼いただきました。
糸切れエラーの原因は、想定していたころと違っていたため、無駄に時間がかかってしまいましたが、お約束の期日には納めさせていただく事ができました。
こちらのお客様は、本業ではないが、お仕事で使われており、よくこんな状態で使用されていたなと思うレベルの状態でした。
なので、すべての機能が問題なく稼働していることが(当然の事です)、とても嬉しいと喜んでいただき、お土産までいただきました。
ところが、持って帰ってから試運転しようとしたら、針棒ケースモーターロックのエラーがでるというご連絡をいただきました。
針棒ケースの固定金具を止めていなかったため、針棒ケースの位置が変わってしまった可能性が・・・
また持ってきてくださいとは言えないの、今度はこちらからお伺いして拝見すると、
やっぱり、針棒ケースの右側が少し上がっています。
修理させて頂き、無事に稼働し、問題なく終了。
納品時以外に針棒ケース固定などしたことが無いので、つい忘れていました。
こちらも良い経験をさせて頂きました。
くしくもこの日は、32℃~の真夏日。
一杯やって帰りたかったですが、仕事があるので泣く泣く帰還。
しかし、このようなご縁をいただいたことに感謝です。
ありがとうございました。