愛知県の大羽ミシンです。
毎日毎日30度越えの危険な暑さという言葉、聞き飽きるくらい当たり前になりましたね。
だいたい4~5時くらいに朝ジョギングをしていますが、それでもジメッとした空気がまとわりついて、すぐに大量の汗が出てきます。
これが10月後半まで続くんでしょうね~。やれやれ。
さて、ちょうど、今ぐらいの時期は、弊社のお客様で学生服販売や作業着販売の方たちのお仕事がひと段落する時期なので、業務用刺繍機の修理というかオーバーホールが増えます。
弊社は主にブラザー・ジャノメの刺繍機を取り扱っているので、PR1055X、PR1050X,PR1000E、PR680W、PR670E、PR650E、PR620、PR600Ⅱ、PR600がメインの取り扱い機種となります。
今回はPR1050Xのメンテ依頼です。
低速時に、キングダムの龐煖が武器を振り回すときみたいな音がするというので見てほしいとの事。
何ですか、それ?、よくわかんないですよ、と言うやり取りから出た答えが
『フォンみたいな音』だそうですw
確かに、確認すると、再低速の70回転で、
出た!
『フ ォ ン』
爆笑!
いやダメでしょ!
という事で修理します。
外装を外し、
気になると言われた音やの原因を探っていくと、だいたい二か所と特定出来ましたので、パーツ交換や調整を行います。
全ての調整をして、各部の注油などを終了して、試し縫いすると低速時もとても静かになりました。
現在のパーツに交換できるところは交換して、糸調子も綺麗。
金曜日の夕方お預かりで、月曜日の朝に戻すというスケジュールでお客様の作業も止めずに済みました。
めでたしめでたし。
ブラザーの業務用刺繍機(業務用というか職業用刺繍機)は、他社の豪傑のような刺繍機に比べると、ヤワな印象であまり玄人からは好まれていない印象がありますが、
ユーザービリティというか使い勝手は家庭用のいいところを残しつつなので、素人の方には良いんではないかなぁと思っています。
来月のギフトショーで最新機種がお目見えとの事、ネーミングはPR1060w。
wは笑いではなく、Wi-FiのWなんだと思います。
パット見て、現行のPR1055Xと大きくは変更点は無さそうですが、付属品など少し増えているようですね。
さらなる操作性の良さを期待します。
また、wilcomの刺繍ソフトのブラザー版 BE1(BROTHER EMBROIDERY STUDIO)も出るようなので、こちらも期待大です。
特にネット通販などでパーソナライズされた注文にこたえる際に便利な、キオスク機能やオプションフォントもいくつか入っているようです。(まだ確実な事は言えませんが)
弊社のTAJIMA&ESユーザーの方に聞いたところ、けっこうお得かも、と言ってました。
まぁ、使い方講習は必須でしょうね。(刺繍PROですら使いこなせていない人が多いという印象です)
そういえば、刺繍ソフトと言うと、しばらく弊社が家庭用としてオススメしているジャノメのアーティスティックデジタイザーV1.7が
アップデートされアーティスティックデジタイザーV2.0になるそうです。
参照元:https://www7.janome.co.jp/sewing_machine/soft/artistic_digitizer/
ただふざけた事に、現在V1.7をお使いの方は、ある期間より前にアクティベーションした物(要は昔から使っていただいているお客様)に対してはアップグレードという形になるため、有料となってしまいます。
これには私、結構怒ってます。
なんで、昔から使用している人の方が割を食うんだと!
まぁ、ソフトウエアではよくある事なので、ある程度は納得しますが、弊社のお客様には出来る限り出費を抑えてもらえるよう努力します。
新しい機種や新しいものが出てくると、最近は、刺繍機も普通に宅配出来るし、刺繍ソフトもお安く購入できるので、
インターネット経由で購入されてお困りな方が、出張費がかかっても良いから来てほしいというご依頼も増えてきました。
こういう事例はどんどん増えていくので、自分のなかで折り合いをつけサービスをはっきり差別化して、
弊社でご購入いただいた方に最大限弊社でご購入いただいた事を喜んでいただけるよう、色々なことをしていきたいと思います。
ICHIKAWAミシン事業部:愛知県岡崎市法性寺町上屋敷44 グランドフォレスタ104
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